2015年3月1日、静岡市、今日も朝6時から雨が降っています。昨年に引き続き、今年も雨の静岡マラソンとなりました。荷物を預け、震えながらポンチョを羽織ってスタートの号砲を待ちます。スタートするとしばらくは意外に元気で距離を稼ぎます。雨は嫌ですが、気温が低い方が呼吸も楽で、体への負担も軽いかなと思えます。なんといっても昨年の暑すぎる大阪マラソンよりは、ずっと楽です。しかし、そう思っていたのは、久能海岸に出る20kmまで。海岸に出ると、気温がさらに低下、雨はみぞれ交じりの氷雨となり、吹き荒れる北風とともに容赦なく体温を奪います。スピードのあるランナーには何ということもないでしょう。しかし私のような鈍足ランナーには無慈悲です。海岸線を走るうちにみるみる体力を消耗し、さらにスピードが低下、さらに体温も低下と悪循環に陥ります。まわりには銀色のシートに包まれて救護をうけているランナーもみられます。低体温症でしょう。私ももうだめかもしれないと思ったところでようやく35km地点に到達、海岸から遠ざかると風もしばらく止み、元気をとりもどします。あとは清水港まで一気に下るのみ。最後は笑顔で、残り400mはスパートし何とかゴールしました。JRで静岡まで戻り、ホテルで温かいシャワーを浴びれば、生き返ります。あー気持ちいい、極楽です。
暑かったり、寒かったり、土砂降りだったり、体調不良だったり、険しい登り降りだったりで、苦しいマラソンも終わってみれば、一期一会、どのレースもそれぞれがよい思い出になります。これだからマラソンはやめられませんね。 |
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