久しぶりの更新です。特に変わったこともなく走り続けていたのですが、何か忙しさに紛れて更新をさぼっていました。
8月9日、夏休を利用して、阿寺渓谷に走りに来ました。フォレスパ木曽にミニクロスオーバーを止めて、ジョギングして木曽川と阿寺川の合流地点に向かいます。木曽の深い山体を阿寺川が削り取る阿寺渓谷は清流と見事な森林でとても美しいところです。渓谷の入り口付近は花崗岩が続きますが、きつい勾配にめげず上流に進むとやがて、黒っぽい層を成した岩体が現れます。これは濃飛流紋岩と呼ばれ、恵那山付近から岐阜県の北端の白川村にいたる広大な地域に分布する火山噴出堆積物層です。面積は4000平方キロ、噴出物の厚さは2000mを超えています。この中生代に形成された岩石は固く浸食されにくく、川底にいわゆる泥状の堆積物は皆無で、少々の降雨で水が濁ることはなく、常に透明度の高い清流を保っています。渓流にそって約6km目的地の阿寺キャンプ場まで登って一休み。帰路は時にキロ5分を切ってスピードを上げて走り降ります。途中で、川筋に降り、しばしこの清流に浸かれば本当に気持ちいいです。さらに下って、フォレスパ木曽にもどり、信州そば、五平餅で空腹を癒し、温泉で汗を流せば、幸せここに極まれり。楽しく走ることができる健康な体に感謝です。 |
2017年3月5日、今日は今シーズン3本めのフルマラソンとなる静岡マラソン参加のため、静岡に来ています。前日は駅から徒歩1分、アソシア静岡に宿をとり、準備万端かと思ったら、いつもの私らしくもなく、なぜかよく眠れず、翌朝は、ねむねむで、スタート会場の駿府城公園にむかいます。
しかし会場に着けば、天候もよく、おのずから元気も湧いてきます。静岡マラソンは台北マラソンと提携しており、台湾人ランナーが多数参加しているようです。彼らはとても親日的で、私のつたない中国語に優しく応えてくれます。香港の人たちと違って普通話〈プウトンファ)がよく通じます。加油!、がんばってと声を掛け合い、スタートをきります。21キロの中間地点までは静岡市街をグルグルし、その後坂を下るようにして、海岸線に向かいます。ここからひたすら海沿いに東に向かい清水港を目指します。今日は天恵、西風微風で、こりゃあ楽だと思っていたら、日が昇るにつれて気温が上昇、海岸線に日光を遮るものはなく、脱水気味のランナーにはつらい状況です。私も例外でなく、昨日の睡眠不足もあって、ひなたに出てきたミミズと化していきます。途中のエイドでもらった5粒のイチゴで少し息を吹き返すも、その後は何か吐き気がして、スポーツ飲料を受け付けません。35キロ地点の給水では、水も飲めません。そのままふらふらと減速し、あわやDNFかとあきらめかけた時、何とか40キロを通過、ハイタッチロードでは沿道のみなさんの声援に応えることも出来ず、ひたすら吐き気をこらえ、うつむいて、清水港のゴールへ何とか転げ込みます。今日は少しつらかったかな、でもいつものように完走できたからまあ良しとしましょう。2週前の高知龍馬マラソンの疲れが、まだ完全には回復していなかったかもしれませんね。よたよたと駅の階段を登り東海道線で静岡にもどり、1.5ットルの水分を飲み干し、ホテルでシャワーを浴びれば、あら不思議、すっかり元気回復しています。脱水は軽症だったようですね。このところずっと痛めていた左膝も何とかなっています。来週は妻の出場する名古屋ウイメンズマラソンがあり、楽しく応援ランが出来そうです。 |